翌朝。
国親父閣下談。
明け方自分と北國さんが鼾で会話をしているようで吹きだしたそうです。

9時半に宿を出立。
本日は模型屋回りと相成ります。
まずは「七飯ホビー」
一部高速を使い田園地帯に近いお店に向かいます。
前の車に従い、進んでいくのですが・・・おや〜・・・この道函館担当時代に随分と通った道のような・・・・
で到着した所は、なんと当時一番のお客だった建物の真向かい!
こんなところに模型店なんてあったのか?!
聞くと、平日は自動車の修理工場で、ショップはプレハブのお店で土日のみの営業とのことでした。
(仕事関係の知り合いに会うんじゃ無いかと思いましたね)


天気は昨日と打って変わり、晴れ間が広がり気温も上がってきました。
心地よい道南の初夏の風を受けて車は一路フェリー埠頭へ向かいます。
港に近づくと異様な大きさのフェリーが停泊中。
そうこれが話題の「ナッチャン・ワールド」です。
40ノットに達するかと言う速度で津軽海峡をぶっ飛ばす鋼鉄の本マグロ!
一昨年僚船のナッチャン・レラと共に就航したのですが、まさかの原油高が続きあえなく就航中止となっていたものです。
レラはその後ドバイに身売りかと言われていたのですが、そのドバイがバベルの塔の様に崩壊に向かってしまったのでその話も立ち消えとなってしまったとか・・・
で、原油高も世界恐慌?と共に落ち着きを見せてきたので夏の観光シーズンだけワールドが復活しているそうです。
近寄って見るとさすが双胴船で、開口部がメチャ幅広です
「う〜ん、この車両積載能力とスピードがあれば、海上自衛隊で買い上げた方が国のためになるんじゃ無いでしょうか」と言うとA谷さんが「いえいえ・・・開発段階から既に話が付いていると言う噂もあるようです」とまことしやかに語っておられました。
上部を一通にして大型ヘリを数機搭載すれば、護衛艦隊よりも高速なので迅速な揚陸活動に凄い威力を発揮しそうですし、災害時の洋上支援拠点としても申し分ないスペックとなりそうです。
この船は是非国に保有してもらいたいものですね。
お次は飛翔会さんが予約を入れていただいたお店で「昼食会」。
30数名もいると気軽にお昼でも食べようかなんて、とっても無理なのでまことにありがたいご配慮です。(この昼食会のシステム・・・いいですね)
着いた場所は海岸通の湯の川に近い「グリル塩豚(エントン)」。

なにかラーメン店かトンカツ屋さん的な感じのお店で、すでに予約席が設けられておりました。
ご主人のブログによると、生きた「チョウザメ」も仕入れることがあるようです。
(な、何を作るんだ!)
先に入店した自分らは10人程座れる椅子席へ。
後続は入れ込みの小上がりへ着席。(32名で予約・・・よくまぁ入れた物だと・・・)
卓上にはガスコンロが置かれ、その上には鉄板のステーキ皿が二人に一枚。
お店のおばちゃん達が「おまちどー様!」と持ってきたお皿には・・・・
ドワッ! なんじゃこりゃ!
大き目のロースの豚肉が乗っているのですが、問題はその厚さ。
厚さ(高さ?)が5cmもあろうかという特大サイズです。
どう軽めに見ても400g以上はありそうですね〜。
これは二人に一皿だなと思ったのですが、皿はどんどん運ばれてきてついにお一人様一枚に決定!
昔は大食漢で通った自分ですが、最近はこういうのを見ると至上の喜びと共に脳内に成人病警報が鳴り渡り、頭に住んでる喜び組みと取り締まり組織が殴り合いの乱闘を繰り広げます。(自分の昔を知ってる人には笑われますが・・・)


自分の脳内葛藤はさておき、皆さん揃ったところでガスコンロに火が入って「いただきま〜す」。
分厚い肉には縦に庖丁が入っており、一片が5x7x2cmくらいの大きさになっています。味付けは4日程塩に漬け込んだとのことで、ストレートな塩味が豚肉に染込んで、鉄板直火でキツネ色にジューッジューッ焼きあがったそのお味は白いご飯に合うこと合うこと!思わず無言で箸が進みます。
そこに飛翔会会長のM岡さん登場「ここは函館名物塩ラーメンも有名で、お値段はなんとたったの250円!」と深夜のTVショッピングの司会者のように「今すぐご注文を!」と隠しだまをぶつけてきます。
う〜ん・・食べたい!しかし・・・キッツイ!
その間にもあちこちの席からは「ご飯お代わり!」「こっちラーメンね」と声が上がります。
我がテーブル席では自分とシュガー長官以外がラーメンにチャレンジ。
「旅の腹は別腹」ってな感じで猛烈な食欲がテーブルを席巻している中、脳内で取り締まり組織が暴徒を鎮圧した自分は、ちょっと寂しげに最後の肉でご飯を頂いてご馳走様・・・ミサナン アノアト オナカハ ダイジョウブダッタデショウカ?
その後模型屋をもう一軒回り、五稜郭タワーに進撃をしたのですが、先行車を見失い駐車場の発見に失敗した自分は、時間が微妙なことになってきて断腸の思いで進軍を断念!
本隊に連絡をいれて途中離脱と相成りました。
空港に向かう道筋にあった「だるま屋」には別働隊が焦土作戦の真っ最中でしたので車を止めて最後のご挨拶。

皆さん、お疲れ様!
いや〜今年の大人の修学旅行も「なまらすごかったんでないかい!」