Modelkrak(モデルクラック)1/700 帝政露西亜戦艦 クニャージ・スゥオーロフ。 ポーランドのレジンキットです。 艦隊の編成上、今回はアレクサンドル・V世(日本側コードネーム?呆れ三太)ということで、製作してみました。 国親父座郎閣下からの援助物資なので、購入価格はちと不明です。 このキットはレジン特有の気泡や歪みは見あたらず、デティールも細かくてなかなか良い感じです。 しかし資料図面と見比べると、前後の主砲砲塔の位置がかなり前後に離れすぎているのが判明。 砲座が船体に凸モールドされているので、リューターで彫り込んで砲座を撤去します。 |
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結局きれいに削れなかったので、深めに彫り込んでエポキシパテを挿入。 甲板の木目モールドが素晴らしかったのですが、やむなくペーパーがけをし、その後筋彫りで木目を再現。 ついでに側面の副砲のシールドや諸々のモールドも削り落としておきます。 工程は少し飛びまして、全体にサーフェーサーをかけ、みがいた後に舷窓をピンバイスで抜孔。 舷側のラインを0.4mmの真鍮線で取り付けました。 細かいモールドは思い切って削り落として、後からプラ材で取り付けた方がメリハリがきくようです。 |
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図面と見比べながら側面のディティールを作り込んで行きます。 砲塔の主砲基部の彫り込みが浅いので、後に取り付ける砲身に合わせて座ぐっておきましょう。 上部構造物が複雑な凹凸になっているので、先に甲板部を塗りました。 今回は国親父座郎閣下の同型艦2隻と艦隊を組むので、いつもよりオレンジ色っぽく塗って見ました。 |
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左舷側。 窓を開け、その他の仕上げでだいぶ立体感が出たかと思います。 修正したバーベットの取り付けをします。 プラ板を丸く切り、資料図面に合わせて位置決めをします。 砲塔前面を下の円の縁に合わせる位置で、後ろ側はほとんど構造物に対してスレスレの感じの様です。 |
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砲身は真鍮とアルミのパイプの組み合わせです。 本当は3段に分かれていますが、手抜きで2段になっています・・・・・ 船体中央部の副砲ですが、正面に向かせると中心がとれませんでした。 周りを削る自信がなかったので、真横で配置! |
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全体的に塗装をした後、大物部品の煙突を合わせてみます。キットの表面では煙突の合わせ位置がはっきりせず、資料と首っ引きで位置関係を割り出しました。 船体側を抜孔し、煙突側に金属線を埋め込んで最終取り付け位置を確定。 前後のマストです。 部品は入っていますが、最初から折れており、太すぎるので真鍮パイプと線を使い、ハンダで仕上げています。 金属とハンダを使うと強度が出ますので、張線が楽になりますね。 |
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船体上部に艦載艇を乗せる支持架を金属線で取り付けます。 第2煙突の下に左右に展開するウィングデッキが有るのですが、キットでは無視されているのでプラ板で増設。 |
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艦載艇を乗せてほぼ完成です。 今回は申し合わせで、エッチングの手摺は構造物のみとなっています。 |
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1/700なのであまりうるさくならない程度に張線を入れてみました。 きつめのタンブルフォームがフランス艦の流れを教えてくれます。 ドッシリとした威厳あるフォルムが感じられますね。 製作:kudopapa |