U.S. Navy. aircraftcarrier (CV1) Langley               アメリカ海軍 ラングレー級空母 ラングレー
ラングレーは1913年、ジュピター級給炭艦「ジュピター」を改装することにより、アメリカ海軍初の空母として誕生した。
同年10月17日にチャンス・ヴォートVE7複座練習機を使用して初発艦に成功。
26日には初着艦にも成功して名実ともにアメリカ海軍の空母として採用された。
その後各種試験の後に飛行甲板の前部が撤去され、1937年にラングレー級水上機母艦として再就役。

1942年2月27日ジャワ島にP40戦闘機32機を輸送中、日本海軍航空隊の96陸攻部隊に攻撃を受け爆弾5発が命中し大破、航行不能となる。
退去命令後、護衛の駆逐艦の砲撃と2本の魚雷により処分されて沈没した。

ラングレーを製作して。

このラングレーはレジンキットでルースキャノンという海外のメーカーから1/700で発売されています。
大判エッチングも入っていて豪華な感じでしたが、いざ組んでみるとトラス部の寸法が合わずカットして辻褄を合わせたりなど改造に手間がかかりました。
飛行甲板はレーザー加工木製甲板がセットされていますが最初からそれを使うつもりはなかったので寸法取りにプラ板で置き換えたところキットの木製甲板のエレベーターの位置が6mmほど前方にずれており、そのまんまコピーしたプラ板製甲板もエレベーターがずれてしまいました。
甲板の塗装後に気づいたので再度作る気にもなれず、どうにかうまい手はないかと考えたところ甲板後部を6mmカットして甲板前部にそれを接着。
何とかごまかせました(笑)・・・・・・・・
海外のメーカーはもう少しユーザー側に立って設計してほしいものです。
でもマニアックなラングレーがキット化されているだけでも嬉しいものです。
これからラングレーを製作する方は十分に気をつけてくださいね!

船体はツルツル、モールドもほとんどなかったのでサーフェーサーとマスキングテープを使い鉄板の継ぎ目表現を施しました。
トラスのエッチングは飛行甲板を支えるためのものです。
飛行甲板はエバーグリーン製のプラ板で横にスジが入っているものを使用しました。
艦首は板張りなのでカッターでケガいて木目を塗り分けます。
飛行甲板に細いマスキングテープを張って吹きつけ塗装、またマスキングして違った色で塗装・・・・・
それを何度も繰り返すと実艦らしい木目の塗り分けが再現できます。この工程は2日かかりました。
甲板上にはエッチング製の船員を配置しています。
このアングルは実艦の写真でもよく見かけます。艦舷は高いですがスマート感があります。
搭載機はほぼスクラッチで製作しました。
イエローウイングが映える空母です。
カッターの乗員がラングレーを見上げるとこんな感じだったかも知れません。
発艦準備完了!
製作  110号艦管理人