Empire Russian Battle Ship Borodino
帝政露西亜海軍 バルチック艦隊 戦艦 ボロジノ
イースタン・エクスプレス 1/350


 
ボロディノは4隻からなる「ボロディノ」級のネームシップで当時は世界最強と云われていました。
特徴ある船体 ― タンブルフォーム ― は準同型艦の「ツェザレビッチ」同様フランス海軍の影響が色濃く現れています。

左舷中央部付近のアップ、副砲は全て砲塔式です。


右舷斜め前方より艦橋付近のアップ、艦の中枢部は速射砲を周囲に配置して完全ガード?


黒い船体に黄色の煙突、搭載する水雷艇は白で塗装しましたが、史実では如何に?


実物ではもう少し低いアングルから撮影された写真が有名ですが、そんな雰囲気で。
斜め後方から見たアングル、このアングルから捉えると帆船時代の面影があります。 
一番好きなショットです。

 
艦首付近は無骨なイメージ、セント・アンドレイエフ旗はキット付属のデカールは色が逆なので自作しました。


キットは本家ロシアのメーカー、イースタン・エクスプレスより発売、箱替えで「クニャージ・スウォーロフ」と「アリョール」もありますがとても組みにくいキットです。 
雑誌掲載用の作例として引き受けましたが、もしももう1隻作れと言われたらかなりテンションを上げないと完成できないかも!


完成するにはそれなりの労力が費やされますが、この勇姿を見ているとそんな苦労も忘れてしまいます。
 
 大半のカッター類は海戦直前には降ろされてしまった様ですが、フル装備のほうが「模型栄え」します。
木甲板は基本色を吹付けてから、トーンを変えたカラーをチマチマと筆塗り。


前方から、凄い迫力!!  行く手を遮る日本艦隊に対して「砲撃開始!」
ロマノフ王朝の紋章「双頭の鷲」はデカールですが、この部分はエッチングパーツがあると良いですね。


 まもなく日没を迎えようとする夕刻、艦尾より汽艇で接舷しようとする直前の一コマ。

イースタン・エクスプレス 1/350 露西亜戦艦 ボロジノ

製作 国親父座郎