British SBS w/kayaku 1/35 ドラゴン 1/35スケールでイギリス軍の現用特殊部隊、SBSの兵士2体と彼らが使用するカヤックを再現したプラスチックモデル組み立てキット・・・だそうです。 SBS、スペシャル・ボート・サービスはイギリス海兵隊所属の特殊部隊で、第二次大戦中に創設され、主に海上や海中、沿岸地域での偵察潜入工作、あるいは対テロ作戦などをしています。 作戦行動実施に当たっては潜水、カヤック、高速艇、あるいは小型の舟艇や潜水艇などが使用されます。 湾岸戦争やフォークランド紛争でも出動したそうです。 |
何かの時・・・これもシュガー長官から頂いたものです。 (最近・・・毎月長官宅の秘密在庫部屋に漁りに行っている自分が恥ずかしい!) モデルはSBSの潜入特殊部隊のAFV系の模型になりますが、今回はアウトドア遊びで使う艇に塗装し、ディオラマ仕立てにしました。 自分はかれこれ30年近くカヌーをやってきまして、この世界には色々とうるさいのですが・・・このキット、実に良く出来てますね〜。 一口にカヤックといっても最近の艇はリジットといってポリやケブラー等の樹脂でできているのが多いのですが、この艇はファルトボートと言う分類のカヤックで、木やアルミで出来た骨組みに防水布をかけた種類です。 元々はエスキモー(イヌイット)が流木や動物の骨で組んだ骨組みの上にアザラシの皮を巻いたものが始まりです。 普通の丸木舟に比べるとかなり軽量で、ダブルパドルで漕ぐ漕法も相まって速度も早く軽快で、長い間エスキモーの狩猟艇として使われてまいりました。 また下半身をすっぽりと艇に入れる構造のため、極寒の北極海でも凍えることなく長距離の移動が可能でした。 万一転覆をした場合は、艇から抜け出さずパドルと腰を使って起き上がるエスキモー・ロールと言う技がが有名です。 漕ぎ方によっては殆ど無音での移動もできるので、獲物に近づくのにもうってつけです。 こういう点から軍隊の特殊潜入部隊にも使われたものと思われますね〜。 (上陸したらバラバラに分解して隠しやすいのもツボですな) 右上の写真はアルフェック ボイジャー520Tと言う市販のファルトボートです。 骨はアルミパイプ製で非常に軽く、二人艇ですが分解すれば専用のリュックに入れて持ち運びもできるすぐれものです。 アウトドアでは湖のツーリングや近海で使用され、釣りに使う方も多い艇です。 写真では上部がオープンになっていますが、波が艇に入らないように上から取り付けるスプレースカートと言う部品も付いてます。 今回はこれを念頭に仕上げてみました。 |
殆ど改造するところもありませんでしたが、内側の骨組みが再現されていなかったので、プラ板で作製。 パドルは折りたたんだ状態で艇に格納されていましたので、これもFRP棒とプラ板で再現。 (自分の持ってるやつです・・・) オマケにフライロッドとリールもサービス! (昔…知床でルアー竿を体につけてトローリングをしていたら、でっかい鮭がかかって転覆寸前に・・・!) |
おやおや・・・豚さん親子と、鴨系の水鳥が登場。 知り合いから貰ったタミヤ 1/35動物セットが押し入れの肥やしになっていたので、御登場願いました。 豚は茶色いデュロックに塗装…。 |
水面は台の下に水色を塗った紙を張り、その上からガラスを入れアオシマの海面シートを張っています。 まぁ台と言っても100均のフォトスタンドなので、ガラスも付いてきてお得ですね。 |
岸部には大きな丸い岩がゴロゴロ。 これ実際に歴船川と言う、十勝の清流で見られる光景です。 こういう大石がある砂地のところはよく砂金が埋まっているらしく、スコップ片手に掘っている方々もいらっしゃいますね。 |
ラダーは付いていましたがロープを使ったラダーシステムが再現されてい無かったので、これもプラ板で作成。 本物は三角形の両辺にロープが付いており、そのロープが後部席の下にあるフットバーに繋がっていてラダーを動かします。 (昔の飛行機と一緒ですね) パドルでも方向は変えられますが、長丁場のツーリングなどではかなり疲労が軽減されますね。 |
艇の前後上にパッキングザックが二つ付いています。 が・・・・これ、結構邪魔になるので普通は艇の中に格納しますね。(バランスも崩しやすいですし…) |
よくある・・・安物のフライロッド! 一応ラインも良くあるグリーン系に。 こんなので釣りをしながら河原でキャンプツーリングをすると聞くと…なんかあこがれる方も多いのですが、三日目くらいになると腰は痛いは、日に焼けるはで早く家に帰りたくなるのが実情です。 (知らないで…熊の巣窟でキャンプしていたことも! TVで有名な知床の某所) |
この手の水鳥って、自然の中にいると物凄い迷彩効果で、寸前まで行っても全然気が付かず、バサバサッと飛び立って驚くことが多いです。 |
製作 kudopapa@副長 |
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